進退伺テンプレートを無料配布。新規取引の申し出や販売提案を丁寧に辞退する際に使えるWord形式のビジネス文例です。
重大な業務上のトラブルや部下の不祥事などが発生し、管理責任者として自らの責任を明らかにしたうえで、今後の処遇について会社の判断を仰ぐ際に提出する文書が「進退伺」です。
このページでは、すぐに使える進退伺のWordテンプレートを2種類掲載しています。取引先から預かった重要書類を部下が紛失したケースと、部下の発注ミスによって会社に損害が生じたケースを想定した文例です。
どちらもWord(.docx)形式で、日付、部署名、役職、事故やミスの内容、責任に関する文章などを自由に編集できます。会員登録不要・無料でダウンロードしてご利用いただけます。
目次
進退伺とは、重大な事故や業務上の問題、不祥事などが発生した際に、自らの責任を明らかにしたうえで、辞任や退職を含めた今後の処遇について会社や上司の判断を仰ぐために提出する文書です。
特に管理職の場合、自分自身が直接ミスをしていなくても、部下の行為について「管理監督責任」を問われることがあります。そのような場面で、発生した事実、自身の責任に対する認識、今後の進退についての考えを文書にまとめます。
ただし、進退伺を提出したからといって、必ず退職や役職辞任になるとは限りません。最終的な処遇については、会社側が事実関係や責任の程度、社内規程などを踏まえて判断することになります。
また、「進退伺」「辞表」「退職願」は意味が異なります。進退伺は自らの処遇を会社の判断に委ねる性格が強いため、作成するときはその違いを理解しておくことが大切です。
このページでは、内容と書き方が異なる2種類の進退伺テンプレートを用意しています。
テンプレート1は、管理責任を認めたうえで退職の意思まで明確に記載する文例です。
テンプレート2は、発生した問題や原因、対応、再発防止策を詳しく説明したうえで、自らの処遇について会社の判断を仰ぐ文例になっています。
状況や提出先に合わせて適した書式をお選びください。
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テンプレート1は、部下が取引先から預かった新規プロジェクトの設計仕様書を紛失したケースを想定した進退伺です。
事故そのものは部下によって発生していますが、管理責任者として日頃の指導や管理体制が十分ではなかったことを認め、自らの責任を明確にしています。
さらに、「管理責任者として全責任を負い、職を辞する所存でございます」としており、退職願を添えて会社の判断を仰ぐ内容になっている点が大きな特徴です。
管理職が重大な事故や情報管理上の問題について責任を取り、退職の意思まで示す場合を想定した文例として利用できます。
業務用トイレットペーパー製品の新規取引依頼を丁寧に辞退するビジネス向け断り状テンプレートです。
例文
進退伺
令和○年7月14日、システム開発部第二課の△△△△が、取引先である株式会社□□様よりお預かりしておりました新規プロジェクトの設計仕様書一式を、外部への持ち出し中に誤って紛失いたしました。
このたびの事故により、会社に多大な損害を与えましたこと、また、先方からの信頼を著しく損なう結果となりましたことは、ひとえに管理責任者である小職の監督不行き届き、並びに日頃の指導・管理体制の不徹底によるものであり、ここに深くお詫び申し上げます。
以上の件につきまして、管理責任者として全責任を負い、職を辞する所存でございます。ここに退職願を添えて、ご指示をお待ち申し上げます。いかようなご処分を賜りましても、これに異議なく謹んで服する所存でございますので、なにとぞご決裁を賜りますようお願い申し上げます。
以上
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テンプレート2は、製造用部品を本来500個発注すべきところ、5,000個発注してしまったケースを想定した進退伺です。
担当者による入力ミスだけを原因とするのではなく、管理責任者による承認時の確認不足や、確認体制そのものに問題があったことにも触れています。
さらに、問題が発生した後に行った改善として、発注数量と生産計画の照合、一定条件を超える発注の複数承認、購買部内での教育など、具体的な再発防止策まで記載しています。
最後は、「自らの進退について会社のご判断を仰ぎたく、ここに進退伺を提出いたします」としており、テンプレート1のように退職を明言せず、処遇を会社の判断に委ねる構成です。
産業用機器関連製品の新規取引提案に対し、丁寧に辞退を伝えるビジネス文書テンプレートです。
例文
進退伺
令和○年7月15日、購買部資材調達課において、製造用部品の発注数量を誤り、本来500個とすべきところ5,000個を取引先へ発注する事案が発生いたしました。
確認の結果、担当者が発注システムへ数量を入力する際に桁を誤ったことに加え、承認時に発注数量と生産計画との照合が十分に行われていなかったことが判明しております。
誤発注が判明した時点ですでに一部の製造工程が進んでいたため、注文の全量を取り消すことができず、会社に余分な仕入費用および保管費用を発生させる結果となりました。また、取引先にも発注内容の変更や納期調整など、多大なご迷惑をおかけいたしました。
本件は担当者による入力ミスが直接の原因ではありますが、発注業務における確認体制を整備し、適切に運用させることは管理責任者である私の職責であります。承認手続きや確認方法が形骸化していたことを把握できず、必要な指導と改善を行ってこなかったことについて、管理監督上の責任を重く受け止めております。
事案発生後は、発注数量と生産計画を照合する確認項目を追加するとともに、一定金額以上または通常数量を大幅に上回る発注については、複数の責任者による承認を必要とする運用へ改めました。あわせて、購買部内で発注手順を再確認し、同様の誤りを防ぐための教育を実施しております。
しかしながら、これらの再発防止策を講じたとしても、本件における私の管理監督責任がなくなるものではないと考えております。
つきましては、購買部長としての職責に鑑み、自らの進退について会社のご判断を仰ぎたく、ここに進退伺を提出いたします。
いかなるご決定につきましても真摯に受け止め、会社のご指示に従う所存でございます。何卒ご決裁くださいますようお願い申し上げます。
以上
進退伺は、重大な業務上の問題などについて自身の責任を明らかにし、今後の処遇を会社に判断してもらうために作成される文書です。
作成するときは、発生した事実と自身の管理責任を整理し、感情的にならず簡潔に記載することが大切です。
また、「退職する意思を示す」のか「処遇を会社の判断に委ねる」のかによって文章の意味が大きく変わります。
今回掲載している2種類のWordテンプレートを参考に、実際の事案や本人の意思、会社の規程に合わせて内容を調整してご利用ください。
ここで掲載している進退伺テンプレートは、無料でダウンロードしてご利用いただけます。
部署名、役職名、発生した問題、原因、責任に関する文章などを変更することで、それぞれの状況に合わせた進退伺を作成できます。
※掲載しているテンプレートは一般的な文例です。実際の進退や退職、懲戒処分などに関係する場合は、会社の就業規則や社内規程、事実関係を十分に確認し、必要に応じて人事担当者や専門家へご相談ください。
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※ テンプレートは無料でご利用いただけます。内容の利用は自己責任でお願いいたします。